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シャフトの調子について(中調子)

シャフトの調子について

シャフトは大きく分けて

  • 手元調子
  • 中調子
  • 先調子
  • ダブルキック系(先と手元がしなる)

この4つのタイプに分けられる事が多い。

シャフトの大原則として、太い手元部分は硬く、先にいくにしたがって柔らかくなる。

この原則は新しい技術革新が起こるまでは暫くの間変わる事が無いと思います。

ですからいくら手元調子のシャフトとは言っても、手元が一番柔らかくなっているわけではありません。

手元調子のシャフトは、言い方を変えると先「チップ」の硬いシャフトだと言い換える事ができると思います。

そして先が硬いという事と、シャフトは手元の太い部分の硬さがあるという事を考慮すると、全体的に硬いシャフトに仕上がっていると言う事ですね。

 

最近の新しいシャフトの中には、ダブルキック系のシャフトが発売されてきています。

このダブルキック系のシャフトも、雑誌などでは「中調子系シャフト」と紹介される事もあるのですが、一般的な中調子系との違いを簡単な図にしてみたので判りやすいと思います。

 

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同じ195gのヘッドを付けたとしてしても、振り心地は180度違うものになると思いますし、違うように感じられるスイングレベルの方であれば、ボールの飛び方もかなり違ったフィーリングになるはずです。

同じ中調子でも、真ん中周辺の剛性が高く設定されているダブルキック系と、真ん中周辺の剛性が緩くなっている昔ながらの中調子系では、違って当然ですね。

 

個人的な意見として、ダブルキック系のシャフトは人を選ぶシャフトだと思います。

しかし合う人にとっては非常に結果が良くなる特性でもあり、他のシャフトにない動きをするシャフトがこのダブルキック系ですから、評価が真っ二つに分かれるジャンルのシャフトです。

 

そろそろ各メーカーさんもある程度の統一性をもたせた規格でシャフトを開発してくれたら良いなぁと思うんですけど。

シャフトの硬さを表す表記

L<A<R<SR<S<X<TX

この表記にも基準となる硬さは決まっていません。

fujikuraのシャフトと三菱のシャフトのSフレックスのシャフトが同じフレックス表記になっていても、硬さは全然違います。

シャフトのフレックスを表す時に振動数でどの位の硬さなのかを表す事が多いのですが、振動数で管理する事を広めたのはfujikuraさんのはずですが、そもそも全部のシャフトメーカーが振動数で管理している訳ではないのです。

振動数とは

シャフトにヘッドを付けて、グリップ側を計測器に固定して、ヘッド側の先端を上下に揺らします。

この時の上下する回数を振動数として表す事でシャフトが硬い、柔らかいを分けているのですが、何グラムのヘッドを付けるのかによっても振動数は変わりますし、何インチのシャフトに組み上げているのかによっても、振動数は変わります。

比較的手元側の硬さが数字に表れると言われています。

結局のところ、振動数ではあまり正確な判断が出来ないと言う事になってしまうのです。

先ほどの説明の通りグラファイトデザインではシャフトを振動数で管理していないはずですし、カタログを見てみても過去に発売されたシャフトの調子はほとんどが中調子と表記されています。

グラファイトデザインでは、シャフトの先端にオモリをつけてシャフトがどのぐらい曲がるのか?を基準とするベンド計測法を採用しています。

 

日本とアメリカのネジの規格の違いみたいで(ミリとインチ)ユーザーに優しくないですね。

最近ではセンターフレックス計と言われるシャフトの真ん中の硬さを計測する基準も良く目にしますね。

センターフレッス(CF値)を含めた5点剛性とか7点剛性とか、シャフトの全長をいくつかに分けて、硬さを表記する方式を各シャフトメーカーさんが共通の規格を作ってくれたらいいですよね。

最近ではダンロップがシャフトの全長を4等分にした「ユニバーサルフレックス」という表記ですごく判り易い、親切な表記の仕方でシャフトを販売してくれていますので、買う側にとってはすごく親切なメーカーさんだと思います。